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大久保紗也

Saya Okubo

 大久保紗也は1992年福岡県生まれ。2015年京都造形芸術大学美術工芸学科油画コース卒業。17年に京都造形芸術大学大学院芸術専攻ペインティング領域を修了。輪郭線として表現される記号的なイメージと、五感で認識できる物質感を伴った像のうねりという、2つの分離した要素を共存させた絵画の制作を行う。絵画のモチーフに使われる人体のパーツや人間が日常で行う様々なポーズは、日々描いているドローイングをもとにしており、自身の制作を「平面空間におけるものや人の存在、実存について探る行為」としている。17年に「第4回CAF賞」白石正美賞を受賞。これまでの個展に、「Leimotiv」(三越コンテンポラリーギャラリー、東京、2024)、「Box of moonlight」(WAITINGROOM、東京、2022)、グループ展に「RE:FACTORY_2」(WALL_alternative、東京、2024)、「TAKEUCHI COLLECTION『心のレンズ』」(WHAT MUSEUM 2F、東京、2023)、「10TH」(WAITINGROOM、2020)などがある。