「ガウディ:未来をひらく窓」展(21_21 DESIGN SIGHT)開幕レポート。「窓」から読み解くガウディ建築の革新
建築家アントニ・ガウディ(1852〜1926)の没後100年を記念し、スペイン・バルセロナと東京を舞台に展開される「ガウディ:未来をひらく窓」。東京・六本木の 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3で始まったサテライト展の様子をレポートする。

「アントニ・ガウディの建築」と聞いて、多くの人がまず思い浮かべるのは、うねるような曲線や有機的な装飾、あるいは宗教的な象徴性かもしれない。しかし、本展が焦点を当てるのは、それらの壮麗なイメージを支える「窓」という存在だ。
東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3で始まった本展「ガウディ:未来をひらく窓」は、YKK APがバルセロナにある世界遺産のガウディ建築「パラウ・グエル(グエル邸)」で開催している展覧会「ガウディ:未来をひらく窓」(〜10月25日)のサテライト展として構成されている。会期は7月12日まで。

展覧会の導入部分では、グエル邸での展覧会を360°バーチャルで巡ることができるコンテンツが設置。これによって、グエル邸の豊かな建築空間や様々な窓、そしてオリジナル作品や模型などを楽しむことが可能となった。

本展でも大きな存在感を示すのが、会場奥の壁面だ。ここには、東京工芸大学 山村健研究室とYKK APによる共同研究として、ガウディ建築の窓の歴史を俯瞰できる巨大な系譜図が展示。窓を時系列で並べるとともに、それらのディテールが系譜図として提示されている。そこからは、窓が建築にもたらす意味、その可能性が見えてくることだろう。









