「色寂 irosabi」(銀座和光・アーツアンドカルチャー)開幕レポート。日常の移ろいを表現する工芸の魅力に触れる
ファッションモデルとしても活躍する森星を中心としたプロジェクト・tefutefu。このtefutefuがキュレーションを務める展覧会「色寂 irosabi」が、銀座和光の地階のアーツアンドカルチャーで開幕した。会期は8月20日まで。

ファッションモデルとしても活躍する森星を中心に、日本の伝統や技、暮らしの美学を見つめ直し国外へと発信していくプロジェクト・tefutefu。このtefutefuがキュレーションを務める展覧会「色寂 irosabi」が、銀座和光の地階のアーツアンドカルチャーで開幕した。会期は8月20日まで。
本展は気鋭の作家たちの工芸作品における、素材や技術、そして時間が生み出す「色」に着目した展覧会だ。展覧会名となっている「色寂」とは、モノが人の生活に寄り添ってきた時間に光を当て、時間とともに風合や表情を帯びていく「色」を愛しむ心を表している。

本展が目指すものについて、森は次のように語った。「全国の伝統的な工芸に携わる人達と会うと、何よりも日常のなかに美を見出していることに気がつかされる。本展でも日々の積み重ねによって変化していく『色』を感じられる作品をそろえた。時間とともに変化する『色』の魅力を感じてもらえれば」。
