横浜市民ギャラリーあざみ野で、庄司朝美の個展が開催。ジョージアでの1年間にわたる滞在を経て制作された80点を発表
神奈川・横浜にある横浜市民ギャラリーあざみ野で、「あざみ野コンテンポラリー vol.16 庄司朝美 トビリシより愛を込めて」が開催される。会期は10月11日〜11月3日。

神奈川・横浜にある横浜市民ギャラリーあざみ野で、様々なジャンルのアーティストが行う表現活動に目を向けたシリーズ展「あざみ野コンテンポラリー」の第16回として、画家・庄司朝美の個展「あざみ野コンテンポラリー vol.16 庄司朝美 トビリシより愛を込めて」が開催される。会期は10月11日〜11月3日。
庄司は1988年福島生まれ、東京在住。2012年に多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻版画研究領域を修了。半透明のアクリル板やカンヴァスを支持体に、画家自身の身体を起点とする絵画を描いている。
本展は、2020年に「令和2年度五島記念文化賞」美術新人賞を受賞し、ジョージア各地での滞在を経て制作された新作の大型カンヴァス作品、版画、写真、映像インスタレーションを含めた約80点の作品群による成果発表の機会となる。
ヨーロッパとアジアを結ぶコーカサス地方の国であるジョージアでの1年間の滞在は、2022年2月末、庄司の渡航直前にはじまったロシアによるウクライナ侵攻に大きな影響を受けた。本展では、庄司が現地で真摯に見つめた、国家、人種、民族、アイデンティティ、人々の日常生活の断片が凝縮された作品が展開される。また会場には、ジョージア滞在中に記した連載「トビリシより愛を込めて」(ウェブ版「美術手帖」)や、現地から日本へ宛てた手紙、立体作品を含むインスタレーションも立ち上がる。


なお本展開催を記念して、庄司によるアーティストトークや担当学芸員によるギャラリートーク、「美術手帖」総編集長・岩渕貞哉との対談、ジョージアのスプラ(ジョージアの宴会)の体験など、複数の関連イベントが開催される。