EXHIBITIONS

浮川秀信、谷口歩「カーブのある交差点」

2026.05.13 - 05.23
 +1artで、浮川秀信、谷口歩による2人展「カーブのある交差点」が開催される。

 浮川は1968年に大阪学芸大学(現大阪教育大学)絵画専攻科修了。大阪を拠点に活動。69年の初個展以降、ほぼ毎年個展を開催し、1976年「アートナウ77」、78年、79年、81年の日本国際美術展など、70年代から彫刻作品を発表してきた。谷口は多摩美術大学大学院修了後、東京を拠点に活動。針金や糸などを用いた立体表現を主に制作し、近年はアートフェアや個展、グループ展で発表を続けている。

 本展では、2人の作家による細い金属の線から生まれる造形によって空間を構成する。ピアノ線を銀ロウで接合した浮川の立体は、わずかに揺らぐ線が見る角度によって多様な様相を見せ、輪郭は次第に曖昧さを帯びる。浮川はこれらの作品を「空気をつかまえる装置」と位置づける。いっぽう谷口は、細いワイヤーを編み込みながらイメージを立ち上げ、「わ」から始まる形態を連ねて展開する。両者の作品は、硬質なピアノ線と柔らかなワイヤーが同じ空間で出会い交差し、鑑賞者の視覚を揺らす。