EXHIBITIONS
熊谷亜莉沙|天国泥棒
ギャラリー小柳で「熊谷亜莉沙|天国泥棒」が開催される。
熊谷亜莉沙は、1991年大阪生まれ。2015年に京都造形芸術大学大学院総合造形領域を修了し、京都造形芸術大学卒業・修了制作展にて、浅田彰賞、千住博奨励作品賞や優秀賞など、学内賞を受賞した。熊谷は、遊郭街の裏で育った自身の生い立ちや家族史を起点に、パーソナルな経験をモチーフとしながら、富裕と貧困、生と死など普遍的テーマを表現している。
近年は、カトリック教会での学びや、ニューヨーク・パリ滞在中に出会った異国の信仰に関心を深めるいっぽう、日本における祈りのかたちにも目を向けている。また、絵画と自身が綴った詩を組みあわせるなど、新たな表現へと踏み出している。
本展のタイトル「天国泥棒」は、キリスト教において、死の間際に洗礼を受ける者を指すことがある言葉だ。天国は、神を信じるすべての者に開かれているはずだが、長年信仰に生きてきた者からは「ずるい」と映ることもある。熊谷は、この「どうしようもなく人間らしい感情」に自身をかさねていると言う。本展では大作、小品を含む油彩6点と、ドローイング10点を展示する。
熊谷亜莉沙は、1991年大阪生まれ。2015年に京都造形芸術大学大学院総合造形領域を修了し、京都造形芸術大学卒業・修了制作展にて、浅田彰賞、千住博奨励作品賞や優秀賞など、学内賞を受賞した。熊谷は、遊郭街の裏で育った自身の生い立ちや家族史を起点に、パーソナルな経験をモチーフとしながら、富裕と貧困、生と死など普遍的テーマを表現している。
近年は、カトリック教会での学びや、ニューヨーク・パリ滞在中に出会った異国の信仰に関心を深めるいっぽう、日本における祈りのかたちにも目を向けている。また、絵画と自身が綴った詩を組みあわせるなど、新たな表現へと踏み出している。
本展のタイトル「天国泥棒」は、キリスト教において、死の間際に洗礼を受ける者を指すことがある言葉だ。天国は、神を信じるすべての者に開かれているはずだが、長年信仰に生きてきた者からは「ずるい」と映ることもある。熊谷は、この「どうしようもなく人間らしい感情」に自身をかさねていると言う。本展では大作、小品を含む油彩6点と、ドローイング10点を展示する。