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宮永春香

Haruka Miyanaga

 宮永春香は1980年生まれ。2003年金沢美術工芸大学工芸科陶磁コース卒業、08年同大学博士課程修了。石川県金沢市を拠点に活動している。23〜24年までデンマーク王立アカデミーにて客員研究員として在籍。線と土という要素を用いて、生命の循環や不可視の構造を顕在化させようと試みている。線は形態的要素にとどまらず、流れや生成、連続性を内包するものとして位置づけられている。土は、生と死、分解と再生の循環に関わる物質として捉えられ、その循環性を媒介に生命の連なりや持続性を可視化することが意図されている。また造形面では、ケルト文様や組紐に見られる連続的な線の構造に着想を得ており、結節や交差によるリズムを立体化することで、時間の流れや存在の在り方を表現している。主な個展に、「現代美術の発見IV 宮永春香:陶の表象」(愛知県美術館、愛知、2009)、グループ展に、「第3回金沢 世界工芸トリエンナーレ 金沢の工芸コレクション」(金沢21世紀美術館、石川、2017)、「この世界で生きる、日々のかたち」(黒部市美術館、富山、2019)など。「第41回朝日陶芸展秀作賞」(2003)受賞。「アーツ・チャレンジ 2009」に選定。