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福嶋幸平

Kohei Fukushima

 福嶋幸平は1989年東京都生まれ。2012年横浜美術大学卒業。自然そのものを山水画の構図に倣って撮影してきたいっぽうで、近年はテクノロジーを積極的に制作に取り入れ、現代における芸術写真のあり方を模索している。人々が普段接するテクノロジーとそれが生みだす環境の変化を「風景写真」として作品化し、地図アプリケーションを使った「maps」シリーズ(2014〜)や、抽象絵画を思わせる「images」シリーズ(2017〜)などとして発表。日常風景に溶け込んだテクノロジーの異質性を露呈させる。近年の主な個展に「Afterimage」(TAKU SOMETANI GALLERY、東京、2024)、「Beyond Landscape」(YOD Gallery、大阪、2022)、「Mounds」(Koizumi Studio、東京、2022)、「Recomposition」(TAKU SOMETANI GALLERY、東京、2021)など。主な受賞歴に「第20回 岡本太郎現代芸術賞」入選(2017)、「第6回 都美セレクション」入選(2017)など。