2025.8.25

新設アワードや国際連携も。「Tokyo Gendai 2025」プログラム発表

今年で3回目を迎える国際アートフェア「Tokyo Gendai」が、9月12日から14日までパシフィコ横浜で開催される。新設アワードや国際的な連携プログラムを含む詳細が発表され、注目を集めている。

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 9月12日から14日まで、パシフィコ横浜で開催される国際アートフェア「Tokyo Gendai」が、第3回の開催に向けて詳細なプログラムを発表した。

 今年のフェアでは、インスタレーションやパフォーマンス、トークセッション、特別イベントなどを通じ、来場者が国内外の多様な創造性にふれる機会を提供する。日本と世界のアートシーンを結ぶ場としての役割を掲げ、今回は新たに「キュレーターシンポジウム」を創設。東京のオルタナティブ・スペース「The 5th Floor」との連携、資生堂グローバルイノベーションセンターのサポートを受け、現代におけるキュレーション実践を議論する場として展開される。

 また、新進アーティストを対象とする「Hana Artist Award」が新設され、会期中に特別表彰とともに賞金約150万円が授与される。審査は『ArtReview』編集長マーク・ラポルト、バンコクの現代美術館・Dib Bangkokディレクター手塚美和子、滋賀県立美術館ディレクター保坂健二朗の3名が務め、受賞者は開幕前日の9月11日に発表される。

 毎年注目を集める「Tsubomi ‘Flower Bud’」では、伝統的な工芸技法を取り入れる日本の女性アーティストを特集。中井波花(セラミック)、三嶋りつ惠(ガラス)、青木千絵(漆)の作品を通じ、創作における複数のアイデンティティが提示される。

 例年人気の「Art Talks」では、COZUCHIをオフィシャルパートナーに迎え、全8セッションを開催。国際的に活動するアート業界のリーダーが登壇し、来場者に最新の動向や課題を共有する機会を提供する。

Art Talksの様子

 また、大規模なインスタレーションを展開する「Sato ‘Meadow’」には、今年は昨年の約2倍となる11ギャラリーが参加。ベルナール・ヴェネによるパフォーマンス作品、桑田卓郎とダン・マッカーシーの二人展、大竹利絵子やムラタ有子による新作、カール・クルルのライブペインティングなど、多彩なプログラムが予定されている。

Sato ‘Meadow’の様子

 「Ne ‘Root’」では、大林財団や福武財団など国内の主要文化財団が参加し、それぞれの活動を紹介。さらに韓国のアートフェア「ART BUSAN」との戦略的パートナーシップも発表され、韓国および海外のギャラリー計11組の出展を支援するとともに、交流プログラムを展開する。

 開催週には、招待客向けに全国各地のギャラリーや施設で特別展覧会や内覧会が行われ、幅広いアート体験が提供される予定だ。国際的なアートマーケットの拠点としての存在感を強めつつある今年のTokyo Gendaiに注視したい。