EXHIBITIONS

第11回 日展

2024.11.01 - 11.24

第11回日展ポスター

 国立新美術館で「第11回 日展」が開催される。

 日展は、その前身である文展(文部省美術展覧会)の創設から今年117年目を迎える伝統ある美術団体。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書と5つの部門からなり、世界でも類をみない総合美術展としてほぼ毎年開催されている。

 文部大臣の牧野伸顕は、オーストリア公使時代より日本の美術の水準を高めたいという夢を抱いており、1906年に念願の公設展開催を決め、07年に文展が開催された。その後「文展」は「帝展」「新文展」「日展」と名称を変えつつ日本の美術界の中核として、116年の歴史を刻んでいる。

 当初は日本画、洋画、彫刻の三部門だったが、27年に工芸美術、48年に書が加わり総合美術展となった。58年より民間団体として社団法人日展を設立。68年に改組が行われ、2012年からは公益社団法人となった。そして14年7月より新体制となり、改組新 第1回日展を開催し、今年は第11回日展となる。

 本展では、約3000点の作品を展示。その後、京都、名古屋、神戸、富山の4会場を巡回する予定だ。